2014年1月10日金曜日

038-20140110


父親の肖像。
とても強く感謝しているが、未だに全く恩を返せていない。
むしろ現在進行中で迷惑や心配をかけ続けている。
そのうちに、いつかは、そんな思いや言葉ばかりが並ぶ、情けない。
槇原敬之の「うん」という曲が頭をよぎる、シチュエーションや意味は全く違うけれど
「もうちょっとだけ待ってろよ」と心の中でつぶやく。

妻や我が子ではなく、先天的に僕が生まれてから在り続けている家族、
父親や母親の写真を撮ることは何故だかとても気恥ずかしい。
なあなあのまま、しっかりと撮れないままだったけれど、今年からはしっかりと
毎年一枚でいいから撮っていきたいと思い、照れながらお願いして撮影した。
僕の心にある父親は、悪をやっつけるわけでも何かを成し遂げるわけでもないが、
絶対的に格好良いと感じる、ヒーローだ。僕はこの人物を誇りに思う。

こういうポートレイトは理由は特にないけれどフィルムで撮るものじゃないの?
(強いて言えばフィルムならではのクラシックフィルターか?)
なんて考えもあるにはあるが知ったことか、僕はディジタル世代だ。
恐れずにディジタル撮影で思い出を残していってやる。