2013年7月19日金曜日

008-20130719


ポートフォリオを作成しなおしたい、そう思い写真を整理していて見つけた写真。
去年の1月頃、いつの間にか気付けば坊主が僕の机の上に乗っている、
この頃はとにかく色んなものの上に立っていたような、そんな坊主がおかしくて
ファインダーのこちら側では僕たちが笑う、そんな思い出の一コマ。
朝早い時間、冬場の綺麗な朝日が柔らかく射し込んでいます。

技術的な側面で見ると遠・中・近、3つの要素を盛り込んだ僕の好きなパターンの写真。
真ん中に被写体の坊主を入れて、奥と手前、部屋干ししているパジャマですが...
そのように遠・中・近と含めることで自然に写真に奥行きを想像させてくれます。

だからと言って、ただそのように構成しただけでは面白くない、
それぞれにメタファー・物語を持たせることが大切です。
ここでは近景に当時の坊主のパジャマの一部ディティールを、
中にはもちろん坊主のこの時の姿・様子、そして遠景に我が家のディティールを。
近景・遠景はボケていて判然としませんが記憶を喚起する程度、これくらいが丁度良い。
あまりハッキリし過ぎていると逆に主題がボケてしまう。

過去の写真を見返していると、自分は何が好きで・何をコンセプトにしたいのか
再確認できる。埋もれていく自分自身を拾い上げる作業、大事ですね、うん。