2014年3月29日土曜日

058-20140329


とてもシャープで美しい線、そしてそこから淡く滲む美しさを持っているのだけど、
しかしマニュアルフォーカスで芯を掴めないこのレンズ、
気付けばピントを合わせる、ではなくてアウトフォーカスをどのように表現するか、
ボケや点光源の美しいと感じるバランス、その点に着目してフォーカスリングを回している。
なるほど、こういうレンズの使い方もあるのだな、と新たな気づき。
そうして画面全体という観点でフォーカスしていると、どこにピントの山があるかとか
割とどうでもよくなってくる。
この写真も厳密に言えばどこにピントが合っているのやら。

EOS MにKenkoのマウントアダプタを装着して、エルマーで撮る。
ずっと試してみたかったデジタルでのライカレンズ(これしか持ってないけど)。
デジタルライカMが手に入ればそれがいいのかもしれないけれど、
スプリットイメージではこのような撮り方・着眼点を持つことができなかっただろう。