w/ Leica M8 + Biogon T* 2/35
僕はまったくと言っていいほどジェットコースターの類には乗れない。
苦手、と言うよりも先だって恐怖心が芽生え一歩を踏み出すことができない。
その行為に必要性も覚えず、それならばまあいいかな、と日々過ごしている。
恐怖心に打ち負けた、と言えなくもない。
そういうわけで僕にとっては常識の外にある遊園地のアトラクション、
そんなアトラクション満載のスペースワールドに坊主の希望で訪れた。
おいおい、そんな高いところから一気にストンと落ちる、大丈夫なのかよ、
並ぶ列を間違ったんじゃないの？と慌てて確認してみるけど、間違いない、とのこと。
娘を抱きながら、それを楽しむ坊主を眺めながら、
しっかりとした彼自身の感情が芽生えてきたこと、ちょっとした親離れのような感傷、
寂しくもあり、なかなか良いものだなとも感じる。